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先回は押し湯という物を用いて巣を抑制する事をお話しました。 今回は炭素の働きをお話します。 鋳鉄には2.5〜4.0%の炭素分が含まれます。凝固の際に鉄分子の間に炭素が黒鉛(炭)として晶出します。これが全体の体積を膨張させます。 鋳型(主として砂型)に鋳込まれた鋳鉄は固溶体(液体と固体の混ざった状態)の時、液体収縮と黒鉛の膨張が平衡して起こります。一般的な砂型は熱により粘結材が働きを失い鋳型壁が外側へ押されて移動します。ここで活躍するのが黒鉛で、晶出しながら膨張して体積不足分を補います。黒鉛を晶出させるのは黒鉛量と珪素(Si)量で左右されます。 鋳物って生き物みたいで、面白いものなんですよ! [2005/03/09] |
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